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  • 2020年度第2回入学説明会

    2020年12月5日
    本日、SPH入学説明会をオンラインと板橋キャンパスにて開催いたしました。
    ご参加くださった皆様、学生サポーターの皆様、ありがとうございました。

    当日の様子はFacebookへ --> https://www.facebook.com/teikyoSPH/posts/1304253789909283

    分野を問わず、人々の命と健康、安全のために諸問題を解決していきたい、という想いを持った方々のご入学をお待ちしております。

    2021年度SPH入学・進学に関する各種ファイルは、下記からご利用いただけます。

    募集要項および出願書類
    - 2021年度学生募集要項: PDF
    - 2021年度入学のために必要な出願書類:
    ・ 研究計画書: PDF
    ・ 志望理由書: PDF
    ・ 受験承諾書: PDF
    ・ 長期履修申請書: PDF
    ・ 業績一覧: PDF
    ※PDFファイル上で直接ご入力いただけます。
    ※博士後期課程(DrPH)と専門職学位課程(MPH)のどちらにも利用できます。

  • DrPH学生の活動

    2020年11月18日
    Training in Pediatric Anesthesia in Japan: how should we come along?

    博士後期課程3年目の小原さんによる Editorial "Training in Pediatric Anesthesia in Japan: how should we come along?" が、日本麻酔科学会の英文機関誌Journal of Anesthesiaに掲載されました。

    専門職学位課程修了生である蔵谷紀文医師との共著で、人口転換のなかでの今後の日本の小児麻酔教育について、まとめられています。

    詳しくはこちら


  • DrPH学生の活動

    2020年11月18日
    日本臨床麻酔学会第40回大会(2020年)での活動

    博士後期課程3年在籍中の小原さんの企画提案、学会承諾のもと、日本臨床麻酔学会第40回大会のシンポジウム「公衆衛生学を学んで身近なギモンに答える 〜麻酔科医が公衆衛生学を学んだら」において、中田善規教授、博士後期課程修了生 小西さん、博士後期課程在籍生 小原さんが座長、発表を行いました。

    近年の周術期医療におけるヘルスケアマネジメントの重要性が増していることから、他大学院公衆衛生学講座にて学んだ麻酔科医とともに、麻酔科医が公衆衛生学講座での学びを通してどのような課題に取り組んできたか、について発表を行いました。

    学会はオンライン開催となり、発表はオンデマンド配信となっております。

    詳しくはこちら


  • 教員の活動

    2020年11月9日
    社会疫学の日本国内事例がギュッと詰まった一冊。

    福田研究科長と井上准教授が分担執筆した日本の健康に関する書籍がOxford University Pressより発売されました。

    詳しくはこちら


  • SPHの授業

    2020年11月9日
    国際保健学演習の授業の一環として、外務省を訪問し、外務省によるダイナミックな国際保健分野へのアプローチを学んできました。

    詳しくはこちら

  • メディア報道

    2020年11月2日
    2020年11月1日付の読売新聞による保健所の負担軽減に関する記事で、教員・学生らが東京都北区保健所を支援する取組をご紹介いただきました。

    当該記事はオンライン上で有料で閲覧できます。

  • SPHの授業

    2020年10月29日
    2020年10月29日(木)、オンラインシステムを活かして、スタディクリティークの授業に、樫野いく子先生(前 国立国際医療研究センター)に海外からご登場いただきました。

    樫野先生が執筆されたソフトドリンク摂取と抑うつ症状の論文を題材にして、研究方法の良しあしや結果の解釈、今後の展開として考えられる産業保健上、公衆衛生上の研究と対策について、参加者一同、熱心に議論を交わしました(が、画面をキャプチャし忘れました)。

  • 教員の活動

    2020年10月27日
    『医療で用いる「やさしい日本語」』
    動画教材完成記念オンラインシンポジウム


    日時:2020年10月31日(土)14:00−16:00
    参加費:無料
    主催:順天堂大学、帝京大学、聖心女子大学、NPO法人国際活動市民中心

    帝京大学からは、石川ひろの教授、渡邊清高准教授、冲永 佳史理事長・学長がご登場予定です!

    参加申し込み等、詳しくはこちら→
    https://www.juntendo.ac.jp/event/20201031-00000609.html


  • MPH在学生の寄稿

    2020年10月27日
    知っているようで本当は奥が深い病気:肺炎 Part 2

    オンライン帰省で食べ方チェック!?

    第2回目は誤嚥性肺炎について、その予防法をお伝えしたいと思います。

    あなたの親御さん、最近、食事中にむせていませんか?
    「飲み込みにくくなった」とおっしゃられる方もいるかもしれません。
    飲み込みのしづらさ、これは嚥下障害(えんげしょうがい)という症状の一つです。
    この障害が進むと、誤嚥性肺炎を生じることがあります。

    誤嚥性肺炎とは、誤嚥により生じる肺炎のことで、食物だけでなく、胃の内容物や唾液を誤嚥し咳反射でこれらを除去できないとき生じる肺炎です。
    通常、健常な方は誤嚥や喉頭の中に食物が侵入すると、咳をしたりむせたりすることで防御反応を行うことができます。
    しかし、高齢になると誤嚥をしても咳が出なかったり、咳が非常に遅れることがあります。この防御反応の遅れが誤嚥性肺炎を引き起こします。
    これは高齢の方に限らず、脳梗塞の既往がある方やパーキンソン病など神経難病の方にも起こりやすい肺炎です。

    「離れていると、悩みを聞けても、どうしていいかわからない」
    そんな時こそ、オンラインの出番です。

    今年は新型コロナウイルスの影響で実際の帰省ができず、かわりに、「オンライン帰省」が推奨されました。
    定着するには時間がかかりそうですが、オンラインを使うと、意外なところで食べにくさを改善するポイントが見つかるかもしれません。
    食べにくさの改善は、誤嚥性肺炎の予防につながります。

    では何をチェックしたらいいのでしょうか?
    誤嚥性肺炎の予防は色々とありますが、まずは次の二つが大切です。
    1、食べている時の姿勢チェック
    2、口腔ケア

    1、食べている時の姿勢チェック
    オンラインでもチェックしやすいポイントのひとつです。
    食卓と椅子の高さがあっていない、あるいはテレビを見ながら食事をする習慣があるため、背筋が丸く、顎を突き出したような姿勢でご飯を食べていることはないですか?
    画面を通して親御さんの食卓をチェックしてみてください。
    思ったよりも食卓が低い、あるいは高すぎると感じるかもしれません。
    姿勢は誤嚥を予防する大切な要素のひとつです。食べている時の姿勢を整えるだけで、食べやすさが改善する方もいます。
    食卓や椅子の高さの目安は、「背もたれのある椅子に深く腰掛けたとき足がつくか」「背筋を伸ばして食卓に肘を置いた時に90°くらいか」といわれています。
    どうしても変えられない場合、足台など置いてみる、軽く顎を引いて食べてみる、などしてみてもよいかもしれません。

    2、口腔ケア(歯磨き)
    これはオンラインでは、さすがにチェックしづらいかもしれません。でも、声がけをすることはできます。
    口腔ケアは、一番手軽に取り組むことのできる誤嚥性肺炎予防のひとつです。
    口腔ケアは口の中を清潔に保つだけでなく、唾液の分泌を促し、保湿を行う作用もあります。
    口腔ケアを適切に行うことでお口の中の病原菌の量が減り、唾液などを誤嚥しても肺炎になるリスクを減らせると言われています。
    このときぜひ、「歯」だけでなく「舌の汚れ(舌)」や「歯と歯の間」にも注目してみてください。
    舌の真ん中あたりに白くモヤモヤしているものがあれば舌苔です。
    舌ブラシや歯ブラシで軽くこすり取り除きましょう。
    また、歯と歯の間は歯ブラシの毛先が届かず菌が残っています。
    ぜひ、デンタルフロスや歯間ブラシのご利用をお勧めしてみてください。

    誤嚥性肺炎の予防は日々の生活に取り入れることができます。
    あなたの親御さんが「最近飲み込みがしづらい」と悩んでいたら、画面越しに、一緒に食事時の姿勢をチェックしてみてはいかがでしょうか。
    また、口腔ケアも「こんなグッズがあるよ」と紹介するのもいいかもしれませんね。
    MPH1年 今井

    引用・参考文献
    1)竹内由紀. 【速習!いまさら聞けない 誤嚥&誤嚥性肺炎】誤嚥を防ぐ食事の工夫 (1) 食事姿勢
    リハビリナース 11(5): 506-507, 2018.
    2)瀧内博也. “介護の力”で命を守ろう~口腔ケアで感染症予防を
    ケアマネジメント 31(5): 28-31, 2020


  • 教員の活動

    2020年10月15日
    コロナ禍でも粛々と社会貢献活動を続けています。福田吉治教授・研究科長がデータヘルス計画や保健活動について講演を行いました。

    ・データヘルス計画 中間評価について. 令和2年度保健事業支援研修会. 東京都国民健康保険団体連合会. 2020年7月13日, 全国町村会館.

    ・データヘルス計画の中間評価について.令和2年度保健事業担当者研修会.岐阜県国民健康保険団体連合会.2020年8月27日, 岐阜県福祉・農業会館 (ウェブ講演).

    ・健康無関心層の特性把握と保健活動の進め方〜行動経済学とナッジ理論を踏まえたアプローチ方法. 令和2年度健康づくり事業推進指導者育成研修.東京都福祉保健局 保健政策部. 2020年9月2日. 東京都健康プラザハイジア.

    ・第2期データヘルス計画中間評価について. 令和2年度第1回市町村国保・保健及び国保組合等関係者研修会. 宮城県国民健康保険団体連合会. 2020年9月7・8日, 宮城県自治会館.

    ・第2期データヘルス計画中間評価・見直しに向けての考え方. 令和2年度第1回データヘルス研修会. 福岡県国民健康保険団体連合会. 2020年9月23日. 福岡県国保会館(ウェブ講演)

    ・データヘルス計画の中間評価 〜基本的な考え方と実際〜. 令和2年度神奈川県国民健康保険団体連合会 データヘルス計画中間評価全体研修会.神奈川県国民健康保険団体連合会. 2020年9月31日, 波止場会館.

  • 教員・DrPH修了生の活動

    2020年10月15日
    2020年10月10日、医学医療の国際交流を支援する公益財団法人 日米医学医療交流財団による医学医療交流セミナー2020「医学・医療・公衆衛生で世界に羽ばたこう!」にて、中田 善規教授がコーディネーターおよび総合司会として、またDrPH修了生小西 康貴さんが講師として登場しました。

  • データヘルス計画

    2020年10月12日
    当研究科の教員・学生がデータヘルス計画の中間評価マニュアルの改訂版を作成しました。

    本マニュアルは、主に国民健康保険を対象にした、データヘルス計画の中間評価のために作成されました。

    初版からの変更点として、利用いただいた保険者等からの意見をもとに、様式例や国保データベース(KDB)帳票の追加、地域包括ケア推進・一体的実施の状況の章の追加、保険者努力支援制度の評価指標のアップデートなどを行いました。

    ぜひご活用ください。

    国民健康保険のためのデータヘルス計画 中間評価マニュアル Ver.2 (PDF 約1.8 MB)



  • DrPH在学生の活動

    2020年10月12日
    在学生 鈴木 雅子さんの研究が助成対象に選ばれました。

    DrPH3年生 鈴木 雅子さんが特殊研究の一環として取り組んでいる研究が公益財団法人 日本健康アカデミーウェブサイトの2020年度研究助成対象に選ばれました。おめでとうございます!

    【2020年度「健康知識・教育に係る公募助成」】
    課題名:教員が健康に働き続ける労働環境の構築〜メンタルヘルスの向上を目指した労働衛生教育の提案〜

    公益財団法人 日本健康アカデミーウェブサイトはこちら

  • 2020年度第2回入学説明会

    2020年10月12日
    2020年12月5日(土)午前9時30分から、板橋キャンパス大学棟本館1階 103教室およびオンライン会場でSPH(MPH・DrPH)入学説明会を開催します。

    分野を問わず、人々の命と健康、安全のために現状をより良くしたい、という想いを持った入学希望者のご参加をお待ちしております。

    第2回SPH入学希望者向け説明会*


    【開催日時】2020年12月5日(土)9時30分〜11時00分(9時00分より受付開始)
    【場  所】帝京大学板橋キャンパス 大学棟本館 1階103教室(予定)、インターネットライブ配信(詳細は参加者に通知予定)
    【おもな内容(予定)】
    ・研究科の概要と特色
    ・専門職学位課程の教育方針(MPH)
    ・博士後期課程の教育方針(DrPH)
    ・入学者選抜試験について(MPH / DrPH)
    ・在学生による学生生活の紹介
    ・帝京SPH修了生(MPH、DrPH)からのメッセージ
    ・その他、校内見学など

    ※新型コロナウイルス感染症の流行状況により、予定の変更やライブ配信のみとする場合があります。変更が生じた場合、申し込み者にメールで連絡いたします。

    ※現地では感染対策として、会場入り口の手指消毒アルコールの設置や窓・ドアの開放、間隔をあけた着席などを行う予定です。ご協力よろしくお願いいたします。

    ※当日の個別面談時間は10分間程度とします。それより長い時間の面談をご希望の方は説明会終了後に対応いたします。
    日を改めての面談希望にも対応いたしますので、参加申し込みフォームよりお知らせください。


    *帝京大学板橋キャンパス [アクセス] [キャンパスマップ]


    入学説明会 参加申し込みフォーム
    ※申込み期限:2020年12月4日(金)12:00


    開催案内チラシ



    2020年度第1回説明会の様子


  • 教員・学生の活動

    2020年10月10日
    10月20日よりオンライン会場で開催される第79回日本公衆衛生学会総会の抄録集が届きました。

    今回の学会では新型コロナウイルス感染症に関する取組を中心に、MPH・DrPH現役生、修了生、教員が発表を予定しています。

    福田吉治.
    メインシンポジウムV 新型コロナウイルス感染症対策と地域社会における連携. 研究教育機関の立場から:帝京大学と東京都北区との連携の経験をもとに.

    福田吉治.
    シンポジウム[C2-3] 公衆衛生活動と専門職教育の統合;新型肺炎対応をきっかけとして. 帝京大学における学内外での連携活動と教育実践.

    喜多桂子, 入野志保, 岩井裕美, 垣内善, 木村翔, 重松亜実, 杉本九実, 野中祐希, 濱口純, 吉松芙美, 渋谷克彦, 高橋謙造, 津田洋子, 福田吉治.
    大学における包括的な COVID-19対策:帝京大学板橋キャンパスの取り組み.

    杉本九実, 入野志保, 岩井裕美, 垣内善, 喜多桂子, 木村翔, 重松亜実, 野中祐希, 濱口純, 吉松芙美, 津田洋子, 渋谷克彦, 高橋謙造, 福田吉治.
    ナッジおよび行動経済学の COVID-19対策における教育機関での応用事例.

    吉松芙美, 入野志保, 岩井裕美, 垣内善, 喜多桂子, 木村翔, 重松亜実, 杉本九実, 野中祐希, 濱口純, 津田洋子, 渋谷克彦, 高橋謙造, 福田吉治.
    公衆衛生学教育としての感染対策活動:コンピテンシー向上への効果(学生の視点から).

    中西浩之, 渋谷克彦, 須藤恭子, 中野克俊, 西竜一, 井上まり子, 稲垣智一, 前田秀雄, 福田吉治.
    東京都北区における新型コロナウイルス感染症の実態報告2:積極的疫学調査による分析.

    中野克俊, 石倉恭子, 佐々木愛美, 柴田亜希, 渋谷克彦, 須藤恭子, 吉松芙美, 井上まり子, 稲垣智一, 前田秀雄, 福田吉治.
    東京都北区における新型コロナウイルス感染症の実態報告3:電話相談による分析.

    黒田藍, 桑原恵介, 福田吉治.
    新型コロナウイルス感染症流行下における住民主体の食を通じたボランティア活動の評価.

    井上まり子, 錦谷まりこ, 鶴ヶ野しのぶ, 矢野栄二.
    COVID-19と不安定雇用(3):労働力調査による多様な就業・産業別休業者の動向.

    麻生保子.
    ため込み症予防に向けた地域における看護職の役割に関する文献レビュー.

    渡邉純子, 渡辺満利子, 山岡和枝, 根本明日香, 安達美佐, 丹後俊郎.
    中学生の心身の健康問題提言プログラム(SPRAT)ベースライン調査結果.

    金森悟, 近藤尚己, 高宮朋子, 菊池宏幸, 井上茂, 辻大士, 甲斐裕子, 武藤剛, 近藤克則.
    男性高齢者における最長職の企業規模別の社会参加と死亡との関連:JAGES スタディ関する研究.

    崎坂香屋子, 浜中咲子, 黒田藍, 喜多桂子, 西野真理, 福田吉治.
    東日本大震災の被災3県におけるアウトリーチ型料理教室の影響と関連要因に関する研究.




  • 教員・学生の活動

    2020年9月30日
    石川ひろの教授が大会長として第12回日本ヘルスコミュニケーション学会学術集会を開催し、DrPH・MPH学生、教員がヘルスコミュニケーション、リスクコミュニケーションに関する発表を行いました。

    小澤千枝, 石川ひろの, 加藤美生, 福田吉治.
    「健康無関心層」とは何か:尺度開発と妥当性の検証.

    佐藤佳代, 根本明日香, 奥原剛, 石川ひろの.
    地方自治体ウェブサイトに公開されている HPV ワクチンに関する情報資材の適切性調査.

    垣内善, 野中祐希, 加藤美生, 津田洋子, 福田吉治.
    クライシスコミュニケーションを用いた COVID-19 感染拡大防止対策:帝京大学板橋キャンパスの事例.

    桑原恵介, 黒田藍, 加藤美生, 石川ひろの.
    新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言解除後の東京都 62 区市町村長によるメッセージ−地域活動の再開に焦点を当てた内容分析−.

    運営会議室の様子


    オンライン会場の様子


  • MPH在学生の寄稿

    2020年9月25日
    【体験記:夏休み企画「SAS eラーニング無料30日!みんなで完走しよう!」に参加して】

    9月も下旬になりました。朝晩を中心に過ごしやすい気候となり、新型コロナウイルス感染症の対応に皆が悩まされる異例づくしの初めての夏が終わろうとしています。

    この夏、帝京SPHでは、統計解析・データマネージメントのための統計パッケージSASの勉強会が行われました。SAS社によるオンライン学習コンテンツの無料提供(※リンク参照)の機会を活用したもので、SASによるデータ解析の習熟を目指す帝京SPHの院生同士のピア・サポート環境を実現することを目的として根本明日香講師により企画されました。

    大学に対するSAS学習コンテンツの無料提供は継続されることから、来年以降も同様のとりくみを継続するとのことです。この記事では、企画の概要と16名の参加者のうちの2名の体験記を紹介します。

    参加希望者は、根本講師が管理するLINEオープンチャットに参加し、各人が自分のペースでオンライン学習に取り組みながら、進捗やヒントをシェアし、相互に励ましあって取り組みました。講義は、統計学的手法に関するものとデータ取り扱い方法に関するものがあります。

    前者は、MPH必修科目である基礎生物統計学と同じ範囲のもの、それよりも易しい内容、さらに進んだ内容のものがあり、参加者は主に復習の目的で利用していました。

    後者は、データ分析の基礎となるテクニックであり、データマネージメント、データクリーニングに役に立ちます。

    以下は、本記事の著者でもある2名による参加の感想です。

    ーーーーー

    約半年前まで、統計学とは無縁な生活を送ってきたわたしにとってSASを、統計学を、英語で、e-Learningで学ぶことはちょっとした冒険でした。始めることを躊躇していたわたしの背中を押してくれたのは、根本先生からの「基礎生物統計学」が未消化な方のおさらいによい、という言葉です。いわゆる“統計の講義“であるIntroduction to Statistical Concepts は内容が初心者に優しく、かつ画像が見やすくて、ちょっと感動してしまいました。統計学の授業やSASのプログラミングには、英語が多用されているため、英語で学び直すことは頭の中の整理に役立ちました。わからなくて焦ることもありましたが、根本先生や同級生たちに助けてもらい、どうにか難局を乗りきることができました。データハンドリングのプログラミングの部分までは行き着かずハーフマラソンになってしまいましたが、いい汗かけて、頭の運動になりました。結果、後期も応用生物統計学を受講することを決断し、わたしの冒険は今後も続きます。(重松)

    ーーーーー

    私はデータハンドリングのためのプログラミングの講義を主に受講しました。ほとんど経験がないため、ゆっくり進めてSAS Programming 1: EssentialsとSAS Programming 2: Data Manipulation Techniquesを終え、研究で使えるテクニックを学ぶことができました。RやPythonなど他の言語の経験がある方は、もっとテンポ良く進められるのではないでしょうか。

    SPSSやExcelのようなクリックで操作できるGUI(Graphical User Interface)形式のソフトウェアと比べると、初学者にはとても高い壁を感じるのがコードを記述するCUI(Character User Interface)です。しかし、一度書いてしまえば同じプログラムを修飾して使い回すことができる点、途中で中断しても,どの作業まで終わらせたのかすぐにわかるようにできる点は大きな魅力だと思います。GUIが大きな特徴のExcelも効率化を目指すと結局CUIであるVBAに触れざるを得ない点からも、同じ操作の繰り返しや作業の中断などは圧倒的にCUIの方が便利であろうと今回の勉強会を通じて改めて実感しました。

    今回のように、教員によるサポートおよび互助の環境下で学習者グループが各自e-Learningを受講する形式は、なじみのないプログラミングを英語のe-Learning で学ぶという初学者にとってのハードルを下げることができると思いました。パソコンの知識や、プログラミングの経験がある人にとっては基本的かもしれませんが、パソコンのディレクトリやパスを理解して使うことは、自分を含め、慣れていない学生が多くいると思います。なお、初めての英語のe-Learningでしたが、字幕が表示できることや、英語の発音が良くとても聞き取りやすことから、思っていたよりは苦労少なく受講することができました。

    手を抜きたがる人ほど、プログラミングは上達する、と聞いたことがあります。私もその域に達することを目標に、今回の参加をきっかけとして、これからもSASプログラミングの習熟に努めていきたいと思います。(響谷)

    担当:MPH 1年 重松 亜実、響谷 学


    参考:羽田野 佑奈 on SAS Japan, Stay Home and Learn SAS:おうち時間にSASを学習しよう.
    https://blogs.sas.com/content/sasjapan/2020/05/01/stay_home_and_learn_sas/

  • MPH在学生の寄稿

    2020年9月17日
    知っているようで本当は奥が深い病気:肺炎 Part 1

    新型コロナウイルスが猛威を振るい、感染症についての関心が高まっています。
    同時に、様々なメディアで肺炎という言葉を聞く機会が増えたのではないでしょうか。
    この肺炎。
    よく聞く言葉ながら、あまりよく知られていないのではないかな、と思います。

    これから何回かに分け肺炎について、また、予防できる可能性がある肺炎をご紹介したいと思います。
    肺炎は新型コロナウイルスが引き起こす肺炎だけ、ではありません。
    また肺炎はここ数年日本人の死因の3位から5位を推移しており、
    特に高齢者に多い病気でもあります。
    この機会に、肺炎について一緒に考えてみませんか?


    まず肺炎とは?

    肺に炎症が起こる病気のことを指します。
    この炎症は細菌やウイルスによって起こります。
    健康な状態であれば、のどでブロックできますが、
    体力が落ちているときや、免疫が下がっているときは、この細菌やウイルスが肺まで到達し、炎症を起こします。
    これが、肺炎となります。

    特に高齢者の方に多いのが「誤嚥性肺炎」であり、一度は耳にした方もいらっしゃるかもしれません。
    誤嚥性肺炎は食べ物や唾液の誤嚥に引き続いて発症する肺炎のことです。
    この肺炎はある一定の年齢(60代ごろ)を境に急激に増え、以降増え続けます。
    これは、のどの機能の低下、嚥下反射の低下が原因とされています。

    「誤嚥性肺炎」は予防できる可能性がある肺炎の一つだといわれています。

    次回から、「誤嚥性肺炎」について、また、他の予防できる肺炎について、お伝えしていきたいと思います。

    MPH1年 今井

    引用文献
    1) 三鬼達人. 【速習! 今さら聞けない 誤嚥&誤嚥性肺炎】誤嚥性肺炎とは―わが国における肺炎と誤嚥性肺炎の現状. リハビリナース. 11(1): 82-83, 2018
    2) 健康長寿ネット. 嚥下性肺疾患とは. https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/engeseihaishikkan/about.html
    3) 厚生労働省. 平成30年度人口動態月報年計(概数)の概況.


  • 研究科の業績

    2020年9月8日
    2020年度の業績ページと2019年度の業績ページを更新しました。

  • MPH在学生の活動

    2020年8月6日
    SPH修了生 石倉恭子さん、杉本九実さん(ともにMPH第9期修了生)が、本学医療技術学部看護学科の「衛生管理学」で講義をしました。

    それぞれ、「健康診断実施と事後措置・保健指導」および「メンタルヘルス対策における衛生管理者の役割」というテーマで、これまでの保健師・衛生管理者としての経験やSPHでの学びを活かした内容でした。

    写真:杉本さんによる授業の1シーン


  • ▼2020年7月掲載



    ▼2020年6月掲載



    ▼2020年5月掲載



    ▼2020年4月掲載



    ▼2020年3月掲載



    ▼2020年2月掲載



    ▼2020年1月掲載





帝京大学大学院公衆衛生学研究科

〒173-8605
東京都板橋区加賀2-11-1
TEL 03-3964-1211(内線:46210)
FAX 03-3964-1058







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