2019.03.20
以下に示す通り、2018年度もさまざまな現場の最前線で活動する実務家により、現場で直面する課題や疑問の解決に向けた様々な課題研究がMPHプログラムの集大成として行われました。
人々の生命・健康のために既存の枠にこだわらず、自由な発想のもと、今後も主体的に問題を解決する新たな取り組みにチャレンジし続けていくことを期待しています。
行動変容に向けた取り組み
食品製造工場の社食を利用した食生活の改善 – 健康経営に向けた取組 –
男性労働者における労働時間および食に対する意識・知識と食行動の関連
– 食行動の変容に向けて –
大学生を対象とした子宮頸がん予防啓発プログラムの開発と評価
臨床上の取り組み
手術中低血圧と術後急性腎機能障害の関連性に関する研究
– 超高齢社会における個人と社会に貢献する周術期管理のあり方の検討 –
救急医療資源の適正配置にむけて – 外傷患者における休日・夜間帯効果の検討 –
看護業務負担因子が与える新規MRSA検出への検討
– 大学病院一般病棟における疫学調査 –
心臓血管外科手術患者における術後遠隔期人工血管感染のリスク因子
乳腺悪性腫瘍切除術患者における1年後の術後遷延痛発症に関連する要因の検討
– 後ろ向きデータベースケースコントロールスタディ –
体重増加が生活習慣病を生じるリスクは肥満度で異なるのか
– 対象者に応じた効果的な保健指導の実施に向けて –
人工膝関節置換術後の健康関連QOLに関する予測モデル構築の研究
高齢者・地域に関する取り組み
介護老人保健施設における救急搬送と看取りのあり方
– 在宅支援・在宅復帰への取り組みとの関連から –
持続可能な地域包括ケアシステム構築にむけて
– 担い手である中高年者ボランティアの特徴 –
製薬・薬剤関係の取り組み
製薬企業におけるエビデンス創出に重要な知識・技能に関する横断調査
糖尿病が骨粗鬆症治療中の患者の骨折発症に与える影響
– データベースを用いて薬効分類間の違いを検討する –
長崎県におけるレセプトデータに基づく高齢者への鎮痛剤処方の実態解明と対策立案
国際関係の取り組み
マダガスカル国、アンチラベ地区における補完食と発育阻害の関連性の検討
マラウイ国カロンガ県病院NCD外来を受診する高血圧・糖尿病有病者の栄養摂取状況調査
– 問題点の分析とガイドライン改良案への提言 –
パキスタンにおける障害者の自立支援に向けて
– 現地NGOの実施プログラムからの考察 –
カンボジアのクラチェ州で小児外科患者の病院へのアクセスを改善する為の取り組み
– 小児外科対象疾患の症状をチェックするチェックリスト作成を通して –
ネパール連邦民主共和国における2015年地震後の医療アクセスの検討
– ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの実現へ向けて –
国際的なマスギャザリングイベントにおけるボランティアの感染症予防に向けて
– 2020年東京五輪における学生ボランティアを念頭に –
薬剤師関係の取り組み
薬剤師職能に期待される災害時避難所の衛生管理に関する研究
災害関係の取り組み
東日本大震災直後の糖尿病患者の血糖コントロールの実態と課題
– 実務者向けマニュアル改善に向けて –