2021.09.21
産業環境保健学実習について
今回8/30, 9/7の2日間で産業環境保健学実習が行われました。本実習は、「実際の現場を巡視し、環境を評価・改善するための視点や実践力を磨き、現場の問題解決のための提案方法を学ぶ」ことを目的としています。コロナ禍であり学外訪問はできませんでしたが、実際に産業保健に携わる教員の指導のもと、学内にて模擬職場巡視と模擬安全衛生委員会を行いました。
模擬職場巡視は、帝京SPHの院生室と、病院職員や教職員、学生が利用する食堂の2か所で行いました。照度計や騒音計を用いて作業環境測定を行い、様々な問題点を発見し、改善案を議論しました。また、教員も参加した模擬安全衛生委員会では、様々な役割、立場を経験することでお互いの理解がすすみ、活発な議論を行うことができました。
健康経営を掲げる企業が増えている中で、産業保健スタッフの役割はますます大きなものになってきており、大企業だけでなく中小企業でも職場巡視や安全衛生委員会の重要性が再認識されてきています。帝京SPHには現場を知る実務教員が多数在籍しており、より実践的で、現場に即した考え方を学ぶことできるため、本実習の目的以上に得られるものが多く、非常に有意義な実習となりました。
専門職学位課程1年 高山智裕(泌尿器科医)