診療科・担当医紹介
メンタルヘルス科
 当科では、気分障害や不安障害を専門とする治療に加え、統合失調症圏や認知症圏も含めた精神神経疾患全般を対象に診療を行っています。年間の新患数はおよそ700名程で、再来患者数は1日平均約70人です。初診における疾患別内訳は、概ね、統合失調症圏5%、うつ病・躁うつ病などの気分障害圏40%、パニック障害・強迫性障害・社会不安障害などの不安障害圏30%、認知症性疾患20%、その他5%となっています。また当院は、日本精神神経学会の「精神科専門医制度研修施設」の認定を受けています。
 うつ病に対しては、薬物療法と精神療法を組み合わせた治療を行っており、職場との連携を重視するなど、環境の調整にも努めています。不安障害に対しては薬物療法に加え、必要な場合には臨床心理士による認知行動療法を行っています。知能検査や記憶検査などの心理検査と、CTやMRI、脳血流を調べるSPECTといった画像検査を必要に応じて行い、精度の高い診断のもと、症状に応じたきめ細かい治療を行っています。また、総合病院精神科という特性から、身体疾患で他科通院中の患者さんの不安、抑うつ、せん妄などの精神症状についても、積極的に診療を行っています。各科スタッフと連携をとりながら、身体的のみならず精神的な苦痛をも和らげるようなケアを行っています。統合失調症に対しては、副作用の少ない非定型抗精神病薬を中心とした薬物療法を行っていますが、入院病棟や附属のデイケアなどを持たないため、症状によっては他院を紹介しています。
担当医
教授 白山 幸彦
出身大学北海道大学 昭和61年卒 医学博士
専門分野一般精神医療
神経科学
専門医等精神保健指定医
病院准教授 佐藤 康一
出身大学熊本大学 平成11年卒 医学博士
専門分野一般精神医療
専門医等精神保健指定医
助教 吉野 晃平
出身大学千葉大学 平成20年卒
専門分野一般精神医療
専門医等精神保健指定医

~2017年度~
診察について

扱った疾患:うつ病、適応障害、不安障害、発達障害、統合失調症、認知症
新患:年間 500例未満
再診:月に1,400人前後
合併症:病棟リエゾン、緩和グループ、救急
検査:MRI、SPECT
特記事項:高次機能検査、人格検査、児童思春期(発達障害)

教育について
医学部(板橋)での授業(4コマ)
プライマリーケアの授業(各BSL、1コマ)
BSC学生3名

研究について
研究論文
1) Takahashi M, Oda Y, Okubo T, Shirayama Y
  Relationships between cognitive impairment on ADAS-cog and regional cerebral blood
  flow using SPECT in late-onset Alzheimer's disease.
   J Neural Transm 124: 1109-1121. IF2.4
2) Shirayama Y, Takahashi M, Osone F, Hara A, Okubo T
  Myo-inositol, glutamate, and glutamine in the prefrontal cortex, hippocampus, and
  amygdala in major depression.
   Biol Psychiatry: Cognit Neurosci Neuroimag 2: 196-204.
3) Oda Y, Fujita Y, Shirayama Y, Hashimoro K, Iyo M
  Alterations in glutamatergic signaling in the brain of dopamine supersensitivity psychosis
  and non-supersensitivity psychosis model rats.
   Psychopharmacology 234: 3027-3036. IF3.4
4) Shirayama Y, Hashimoto K
  Effects of a single bilateral infusion of R-ketamine in rat brain regions of a learned
  helplessness of depression.
   Eur Arch Psychiat Clin Neurosci 267: 177-182. IF 3.5
5) ShirayamaY, Hashimoto K
  Lack of antidepressant effects of (2R,6R)- hydroxynorketamine in a rat learned
  helplessness model: comparison with (R)-ketamine.
   Int J Neuropsychopharmacol 21: 84-88. IF4.7
6) Yamanashi T, Iwata M, Shirayama Y, Watanabe K, Duman RS, Kaneko K
  Beta-hydroxybutyrate, an endogenic NLRP3 inflammasome inhibitior, attenuates stress-
  induced behavioral and inflammatory responses.
   Scientific Rep 7: 7677s IF4.0

研究中のテーマ
  • 発達障害患者の臨床研究
  • うつ病モデル動物を用いたうつ病レジリエンスの研究
  • うつ病モデル動物を用いたR-ketamineの研究
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