診療科・担当医紹介
皮膚科
 当科では、アトピー性皮膚炎、乾癬をはじめとする慢性疾患から、手術治療が必要となる悪性腫瘍にいたるまで、広い範囲の疾患を対象に診断から治療まで一貫して行っております。皮膚疾患と一言で言っても、とても多くの種類の病気があり、患者さんの悩みは尽きることがありません。私たちは診断、治療を的確におこなう努力はもちろんのことですが、患者さんのQOL(生活の質)の向上に配慮した方法を選択することを常に考えています。
 皮膚疾患の診断、治療は日々進歩しております。私たちは今までの経験の蓄積に加えて、日々勉強を重ねることでこれに対応すべく努力しています。なお、当科は、地域の医療機関と密接な関係を保つことを重視しており、日頃様々な疾患の患者さんをご紹介いただいています。また、専門医取得のための教育にも多くの力を注いでいます。
担当医
早川 和人
教授 早川 和人
出身大学慶應義塾大学 昭和54年卒 医学博士
専門分野皮膚科学一般
皮膚細菌感染症
全身疾患と皮膚
皮膚腫瘍
専門医等日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
日本皮膚科学会代議員
日本皮膚科学会東京支部運営委員
堀川 弘登
助手
 堀川 弘登
出身大学慶応義塾大学 平成25年卒
専門分野皮膚科学一般
水疱症
皮膚腫瘍・手術
助手 鳩貝 亜希
出身大学千葉大学 平成25年卒
専門分野皮膚科学一般
アレルギー疾患
皮膚腫瘍・手術
五味 博子
非常勤講師
 五味 博子
出身大学帝京大学 昭和58年卒 医学博士
専門分野アレルギー疾患
膠原病
自己免疫疾患
専門医等日本皮膚科学会認定皮膚科専門医

~2015年度~
診療実績

入院患者:174名
 皮膚腫瘍 42名
 皮膚悪性腫瘍 26名
 ウイルス感染症 16名
 細菌感染症 39名
 中毒疹・薬疹 11名
 自己免疫性水疱症 8名
 皮膚潰瘍 18名
 熱傷 8名
 湿疹・皮膚炎群 2名
 乾癬 3名
 母斑 3名
 血管炎 10名
 紅皮症 3名
 その他 11名
外来患者:14,244名
手術・生検:53件
教育について
  • 系統講義
  • 本学3、4年生対象に計4時限の講義を行った。内容は「湿疹皮膚炎群/蕁麻疹/痒疹」「物理化学的障害/光線過敏症」。
  • 本学4年生23名、6年生6名が当科でBSL実習を行った(1グループにつき1週間、計29名)。外来初診患者の問診聴取、病棟回診での包交への参加、外用療法の習得など実地に即した指導に重点をおいた。また、クルズスも行った。

研究について
  • 口演
  • 1.龍神操、伊東可寛、五味博子、早川和人:Lhermitte-Duclos病を伴うCowden病の一例
    千葉県皮膚科医会総会 千葉 平成27年4月12日
  • 2.龍神操、伊東可寛、五味博子、山崎一人1、石田康生1、早川和人(1病理部):イミキモドクリーム外用が有効であった乳房外Paget病の一例
    第860回日本皮膚科学会東京地方会(城東地区) 東京 平成27年4月18日
  • 3.Fukuda K, Sugihara E, Ohta S, Izuhara K, Funakoshi T, Amagai M, Saya H: Periostin is a key niche component for melanoma wound metastasis.
    2015 Annual Meeting of Society for Investigative Dermatology, Atlanta, May 7th, 2015.
  • 4.福田桂太郎、舩越建、中村善雄、森真理子、桜井敏晴、藤田友信、岡本正人、谷川瑛子、天谷雅行、河上裕:Ⅳ期悪性黒色腫に対するカルボプラチン、パクリタキセル併用樹状細胞ワクチン療法の第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験
    第31回日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会 大阪 平成27年7月3日
  • 5.Fukuda K, Funakoshi T, Sakurai T, Nakamura Y, Mori M, Tanikawa A, Fujita T, Taguchi J, Okamoto M, Amagai M, Kawakami Y: Phase I/II pilot study of peptide-pulsed dendritic cell vaccination in combination with carboplatin and paclitaxel chemotherapy for stage IV melanoma.
    がん免疫療法・マクロファージ国際会議2015 東京 平成27年7月9日
  • 6.Fukuda K, Funakoshi T, Sakurai T, Nakamura Y, Mori M, Tanikawa A, Fujita T, Taguchi J, Okamoto M, Amagai M, Kawakami Y: Peptide-pulsed dendritic cell vaccine in combination with carboplatin and paclitaxel chemotherapy for stage IV melanoma.
    第74回日本癌学会学術大会 名古屋 平成27年10月10日
  • 7.福田桂太郎、龍神操、崎尾怜子1、福積聡1、大前隆則2、早川和人(1形成外科、2整形外科):B群溶連菌による両下肢壊死性筋膜炎の一例
    第863回日本皮膚科学会東京地方会(城東地区) 東京 平成27年11月14日
  • 8.片上秀喜1、岩崎博幸2,3、伴良行1、龍神操、保谷克巳4、早川和人、菱沼昭5(1内科・臨床検査部、2野村病院外科、3神奈川県立がんセンター乳腺内分泌外科、4脳神経外科、5獨協医科大学臨床検査医学):Cowden病の甲状腺腫瘍
    第32回甲状腺病態生理研究会 東京 平成28年2月6日
  • 論文
  • 1.伊東可寛、小林孝志、白樫祐介、五味博子、早川和人:頭部脂腺母斑に有棘細胞癌、基底細胞癌と毛芽腫を併発した一例
    臨床皮膚科 69(4): 307-312, 2015.(2015年4月発行)
  • 2.伊東可寛、五味博子、山崎一人1、石田康生1、小松恒彦2、早川和人(1病理部、2第三内科):自然消退後に血管内浸潤し再発したCD5陽性びまん性大細胞型B細胞型リンパ腫の一例
    臨床皮膚科 69(7): 521-526, 2015.(2015年6月発行)
  • 3.Fukuda K, Sugihara E, Ohta S, Izuhara K, Funakoshi T, Amagai M, Saya H: Periostin is a key niche component for wound metastasis of melanoma.
    PLoS ONE 10(6): e0129704. doi:10.1371/journal.pone.0129704.(2015年6月17日発行)
  • 4.田中諒、福田桂太郎、平井郁子、舩越建、高江雄二郎、天谷雅行、田中勝:二次性細菌感染により壊疽性膿瘡様皮疹を呈した水疱性類天疱瘡の一例
    臨床皮膚科 69(8): 554-559, 2015. (2015年7月発行)
  • 5.Fukuda K, Funakoshi T, Fukuyama M, Kakuta R, Misato S, Nakamura Y, Masugi Y, Amagai M: Metastatic eccrine porocarcinoma successfully treated with carboplatin and epirubicin chemotherapy.
    J Dermatol 42(9): 928-930, 2015.(2015年9月発行)
  • 6.伊東可寛:脱毛症の鑑別から治療まで(case 09)薬剤性脱毛イマチニブの病態への関与を考えたlichen planus/lichen planopilaris.
    Visual Dermatology 14(11): 1276-1277, 2015.(2015年10月発行)
  • 7.早川和人:日常診療で役立つ結節の見方・治し方 皮膚感染症
    Monthly Book Derma. No 237: 15-20, 2015. (2015年11月15日発行)
  • 8.西村千尋、五味博子、早川和人:hyperkeratosis of nipple and areola.
    Visual Dermatology 14(12): 1362-1363, 2015.(2015.11.25発行)
  • 9.伊東可寛、龍神操、五味博子、福積聡1、山崎一人2、石田康生2、早川和人(1形成外科、2病理部):こめかみに生じた皮膚粘液癌の一例
    臨床皮膚科 69(13): 1057-1061, 2015.(2015年12月発行)
  • 10.龍神操、伊東可寛、白樫祐介、五味博子、津田健司1、糸川達男1、小松恒彦1、山崎一人2、石田康生2、早川和人(1第三内科、2病理部):環状紅斑を呈したびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の一例
    皮膚科の臨床 58(1): 107-111, 2016.(2016年1月1日発行)
  • 11.Tsuda K1, Tanimoto T2, Hayakawa K, Komatsu T1(1Third Dep. of Medicine, 2Navitas Clinic): Oral mucosal manifestations of chronic eosinophilic leukaemia with FlP1L1-PDGFRα.
    BMJ Case Rep doi:10.1136/bcr-2015-213266, 2016.(2016年1月掲載)
  • 12.龍神操、伊東可寛、五味博子、保谷克巳1、片上秀喜2、早川和人(1脳神経外科、2内科・臨床研究部):Lhermitte-Duclos病を伴うCowden病の一例
    臨床皮膚科 70(3): 219-224, 2016.(2016年3月発行)

研究中のテーマ
  • 皮膚細菌感染症(担当:早川和人、本田治樹)
    「G群溶連菌皮膚感染症の臨床像の検討」―当科でのG群溶連菌感染症をretrospectiveに解析し、その臨床像、検査値、菌学的特徴を明らかにする。
  • 皮膚悪性腫瘍(担当;福田桂太郎)
    「メラノーマの創傷部転移における前転移ニッチの解析」―メラノーマの転移が創傷部に起こりやすいことが知られるが、この現象に関与する生体内の物質を解明する。
  • 脱毛症(担当:本田治樹)
    「重症円形脱毛症の臨床的検討」―多発性、全頭、全身性の脱毛症の症例において、臨床、病理所見と治療に対する反応、予後の関連を検討する。
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