診療科・担当医紹介
麻酔科
大切なのは、手術が無事に終わること
 手術室での麻酔で大事なことは、手術が無事に終わり、患者さんが安定した状態で手術室を後にすることです。これはあたりまえですね。その、一見あたりまえに見えることを、本当にあたりまえにするために、私達は努力しています。

麻酔科医は患者を眠らせる人?
 私達はふだん、のどが渇けば水分を取り、寒ければ上着を着たり、ヒーターにあたったりします。しかし麻酔で眠っている人はそれができません。放っておくと具合が悪くなってしまうので、私達が点滴を増やして水分を補充したり、体温を見て調節したりします。

患者さんが戦う、さまざまな“敵”
 患者さんは病気と戦っていますが、それ以外にも痛みや不安など、さまざまなストレスと戦わなくてはなりません。全身麻酔で眠っている間も、痛みをとることは重要です。手術が終わった後も、痛みや吐き気があったら苦しく、不安になります。麻酔科医はそうした不快感を予測して、できるかぎり対応します。

安全のための、チームの要
 手術中は執刀の先生方も頑張りますが、予想外の事態が起きることもあります。執刀医が術野に集中していますから、周りで起きていることは他の人が目を光らせる必要があります。麻酔科医は、執刀の先生方や看護師、その他の職種の人達と協力し、ミスをなくし、予想外の事態にも最善の対処ができるようにチームをまとめていきます。
担当医
田垣内 祐吾
教授 田垣内 祐吾
出身大学 千葉大学 平成元年卒 医学博士
専門分野 麻酔科学
専門医等 日本麻酔科学会認定指導医
日本専門医機構麻酔科専門医
日本麻酔科学会認定指導医
助教 川中 涼子
出身大学 岐阜大学 平成23年卒
専門分野 麻酔科学
専門医等 日本麻酔科学会認定指導医
日本専門医機構麻酔科専門医
助手 アン サンヒョン
出身大学 翰林大学
専門分野 麻酔科学

~2022年度~
診療実績

 産婦人科:613件
 外科:393件
 泌尿器科:662件
 整形外科:388件
 耳鼻咽喉科:128件
 脳神経外科:165件
 心臓血管外科:96件
 形成・皮膚科:292件
 歯科口腔外科:97件
 その他:0件
 眼科:591件
 内科:167件


研究について

当科では気管挿管をより安全にするための研究を行なっています。

  • 酸素送気下気管挿管時のチューブ内圧変動の研究(UMIN000007963)
  • 気管挿管時の気管チューブカフ圧変動の研究(UMIN000025266)
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