カリキュラム・ポリシー

教育課程編成の方針

学位授与に要求される知識・能力を修得するために、公衆衛生学専攻(専門職学位課程)では、以下の方針でカリキュラムを編成しています。

  1. 国際標準として公衆衛生専門職に求められる一定レベルの知識・技能を習得するため、米国の公衆衛生教育協会 Council on Education for Public Healthの認定基準に準拠し、「疫学」、「生物統計学」、「社会行動科学」、「保健政策・医療管理学」、「産業環境保健学」の 5 つのコア領域(科目群)を設け、養成する人材像にかかわらず、各領域の基礎科目を必修科目としている。
  2. 社会や環境との関わりで人間を捉えるという疫学的な思考と公衆衛生マインドを涵養するため、養成する人材像にかかわらず、「疫学」と「生物統計学」の講義・ 演習、ならびに「公衆衛生倫理学」を必修科目として設定している。
  3. 現場の問題に発し、現場の実践に資する能力を身につけるため、理論先行の公衆衛生教育から一歩踏み出し、ケースメソッド演習やグループ討論、現場実習による実践教育に重点を置き、「調査・研究法概論」によりリテラシー教育を行い、各養成人材に適合する以下のような演習科目や実習科目を配置するとともに、「インターンシップ」科目も設けている。さらに知識の体系化を図る、言い換えれば実践の場に還元できる能力を身に付けるために、「課題研究」を必修としている。
  4. 公衆衛生上の広範かつ多様な課題に対応するための公衆衛生専門職業人に求められる資質・能力(コンピテンシー)と問題解決力を身に付けるため、「課題研究」 「リーダーシップ・マネジメント論」の科目を設けている。
  5. 海外の最新事情や最先端の知識に触れてグローバルな視点を身につけるため、5 つの領域ごとの世界的権威であるハーバード大学やオックスフォード大学、ケンブリッジ大学等の教授陣による特別講義(冬季集中)を設けている。加えて、主にアジア諸国の提携校の学生も参加して実施される英語による講義科目 (「 Healthcare Management」、「 Universal Health Coverage & Aging Society」)も設けている。

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